フリーダイヤル 0120-276-313
営業時間 9:00~19:30 定休日 水曜・第一火曜日

地域情報

江戸川区の地域情報

みんなで子育て!の街
「江戸川区」の地域情報

みんなで子育て!の街「江戸川区」の地域情報を掲載しています。

江戸川区で暮らす

江戸川区が「子育てしやすい街」であることは、以前から好評だった。育児に対する区民の意識、子育てに適した環境、それをサポートする区の制度や施設は、いまや全国的にも知られ、各地から視察に訪れるほど。なぜ、江戸川区は子育てがしやすいといわれるのか?その実態と区内の住宅事情についてレポートする。 主役はあくまでも親と子ども、区は親子を応援する施設と人を提供、全国的に有名になった江戸川区の環境と制度 江戸川区の「子育てしやすい街」としての評判を決定づけたのが『少子化白書』。白書は、少子化が深刻な東京23区で江戸川区だけが、一人の女性が生涯に産む子どもの数を示す合計特殊出産率が全国平均を上まわっていることを報告し、少子化への効果的な対策として江戸川区の取り組みを紹介した。その結果、子育ての街として江戸川区の名は全国区になり、各地からの視察も急増している。

「子育ては楽しい」と93.3%が回答

白書が評価したのは、区の子育て支援制度とともに、江戸川区に地域力だった。区の子育て支援課も「制度として子育て世帯に手厚い助成をしているわけではない。地域ぐるみで子育てができるように、子育てをしている家族とそれを手助けしようとるす人を応援する制度を整えてきた」と語る。今回取材した「子育てひろば」でも、区は保護者と子どもが一緒に遊べるスペースを提供しているのみ。子どもを安心して遊ばせておけるスペースで、おとなはおとな同士、子どもは子ども同士で自由に仲間づくりをしていた。江戸川区が実施した『子ども家庭実態調査報告』では、子育て家族の実に93.3%が子育てを「楽しい」と回答している。区の制度に頼り切った育児では出てこない数値だろう。

江戸川区内には、親も子も出会いがいっぱい

▶隣の江東区から遊びに来ました。江戸川区の公園のほうが子どもたちも喜ぶので、しょっちゅう出かけてきています。(Sさん・Kさん) ▶子育てひろばには週に3回ほど、子どもと一緒に遊びに来ています。家からは自転車で10分くらい。ちょうどいい運動ですね。育児に関する図書も揃っていますし、母親教室も開かれているので、それにも参加しています。(N・Sさん) ▶4年前、江東区から引っ越してきました。江戸川区の医療助成制度なども、とても利用しやすく助かっています。家の近所にも子育てひろばがありますが、今日はお友達の親子と一緒にクルマで遊びに来ました。(T・Yさん)

▶いまは週に2回くらい、この子が1歳のときには週に3、4日は子育てひろばを利用していました。私も娘も、ここでたくさんのお友達ができました。公園も多いので、子どもを遊ばせる場所には困ったことがありません。(M・Nさん) ▶以前住んでいたところは、住宅地でも子どもが遊べる場所が少なかったのですが、江戸川区に越してきてからは、今日はどこへ行こうかと迷うくらい。近くの公園や子育てひろばなど、子どもと相談して決めています。(Y・Tさん) ▶子どもが2歳半で幼稚園にあがっていないので、お母さん同士のお友達はほとんどが子育てひろばで出会った方。親子で参加できるおゆうぎや体操教室も利用しています。子どもよりお母さんたちのほうが熱心ですけど。(U・Sさん)

江戸川区は子育てしやすい

「子育てしやすい街」として注目される江戸川区。行政の取り組み、公園などの周辺環境、買い物のしやすさ…。子育て世代はどんなところに満足しているのだろうか?そこで今回は、子育てママの声から、子育て支援制度や数値だけでは分からない「江戸川区で子育てする魅力」について調査しました。

自然と公園

子育てしやすい理由 1「公園がいっぱいあるから、子どもの遊び場には困りませんね」 2「同世代の親子が集まってくるから、自然と友達の輪が広がります」 親水公園など、区内のいたるところに公園がいっぱい。川が多いエリアならではの自然の豊かさは、子どもたちの五感も豊かにしてくれる

▲江戸川区には子供が遊ぶ公園が沢山ある。
子連れOK編

子育てしやすい理由 1「キッズスペースがあるお店が多いから、いつも親子一緒で安心です」 2「お店の人が子どもに慣れているから、気兼ねなく用を済ませられます」

▲キッズスペースがあるお店が多い
子育て費用節約編

子育てしやすい理由 1「行政の補助で、私立の幼稚園に月3,000円程度で通えるから助かります」 2「ディスカウントショップが多いから、浮いた分をレジャーや貯金にまわせますね」 リサイクルショップは江戸川区区内に48店舗以上。子ども用品専門の「きっず★えんじぇる 西葛西店」をはじめとした、子ども向けのリサイクルショップも激戦。価格重視に街では、ベビーカーだってお手ごろ価格で買わなきゃ損。江戸川区には、安さで勝負のお店もいろいろ。オムツだって特売価格を見比べて、賢く買い物するのがママの常識

▲子ども用品専門の「きっず★えんじぇる」
地域の住民編

子育てしやすい理由 1「2代、3代、同居・近居も多いので、地域ぐるみで子どもを見守る風土があります」 2「土日は、パパも子どもを連れて公園やスーパーがお買い物、が普通の光景です」

番外

子育てしやすい理由 1「ベビーカー、ママチャリ、車を使い分けるから行動範囲は広いですよ」 2「情報収集は、ママたちの口コミネットワークからですね」 区内を走る電車の沿線は都心から横に延びているので、沿線をまたぐ縦移動なら車がラク。隣接する千葉県にもアクセスしやすい。 江戸川・江東エリアを中心とした子育てママ口コミ情報誌「ママポン」

育児と支援制度と環境

地域の風土に合った子育て環境を充実

江戸川区は、区の面積に対する公園面積の比率が23区で第2位にランクされている(1位は皇居であるが千代田区)。区内の子育て家族に対する調査でも、公園や広場が充実しているという声が85%以上。江戸川区子育て支援課は「むかしから土地基盤を整え、水と緑豊かな地域づくりに取り組んできた結果」という。子育てがしやすい街の根拠は、近年騒がれた少子化や環境問題に対する急ごしらえの対策ではないようだ。同課は「東京という都市のわりには地縁、血縁の多い街だから、子どもは地域ぐるみで育てようという意識が強い」という。保育ママの登録者数が全国一を誇るのも、そうした区民の意識があってのことなのだ。もちろん、区民意識を制度として定着させた江戸川区の施政も見逃せない。「子どもは家庭で育てる」を基本理念に、子どもに直接施す制度の充実をはかってきた。また、高齢者の人材活用やNPO法人等の連携などによって、子育て環境の裾野を広げていることも、江戸川区の特徴。つまり江戸川区には、地域に根づいた子育て環境が整っているというわけだ。

江戸川区のおもな子育て支援制度

子育てひろば 保護者と子どもの日常の遊び場として、または保護者同士、子ども同士の出会いの場として区の施設の一部が開放されている(NPO法人の施設も含む)。区のスタッフやボランティアによる子育て教室なども開催されるが、普段は自由に使える安心スペースとして利用されているのが大きな特徴。現在、区内に20カ所あり、おもな住宅街からは徒歩や自転車で5~15分で遊びに行ける。 すくすくスクール 小学生が放課後の活動場所として、学校の図書室や校庭などを利用できる。保護者やボランティアが指導するスポーツのクラブや将棋や折り紙の教室も実施。高齢者福祉と連動し、地元のお年寄りがむかしの遊びや竹細工を教えることも。保護者が働いているなど一定の条件を満たした学童クラブ登録と親子の話合いで参加する一般登録があり、学童クラブ登録には待機がない。 保育ママ 育児経験者が家庭で乳幼児をあずかる「保育ママ」の制度自体は、全国で実施されている。江戸川区の特徴はその数が断トツに多いこと。都内の他区での登録者数が2ケタであるのに対し、江戸川区には130人を超える保育ママがいる。あずかってもらえるのは、生後57日目からで、「家庭環境」のなかで赤ちゃんの面倒を見てくれる。 ファミリー・サポート 子育てを手伝いたい人(事前登録した協力会員)と、一時的に子育てを頼みたい人とを結ぶ江戸川区ならではの制度。地域における子育ての助け合いをシステム化したもの。不定期な仕事、病気、慶弔などにより子どもの面倒を見られない保護者からの依頼を受け、協力会員が自宅での一時的保育、幼稚園・保育園の保育時間前後の一時あずかり、園への送迎を代行してくれる。 共育プラザ 中学生・高校生が対象の放課後や休日の活動場所。企画運営も中高生による。自習用の学習室、文化祭や地域活動の話し合いができる談話室、プロ仕様の機材をそろえた音楽スタジオ、ダンスや演劇の練習ができるスポーツルームなどがある。指導より機会の提供を重視し、自立心の育成をおもな目的とした施設。地域の共育、協働を理念に世代間交流も目指している。 自治体の教育支援制度で気になるのが、子育てにまつわる経済的負担への対応。その代表が医療費助成だろう。江戸川区の場合は小学生は全額、中学生は3分の1を区が助成。自己負担してから申請して相当額が支給される自治体もあるが、江戸川区では区から発行される医療証を病院の窓口で提示すれば保険診療の助成対象となる(医療機関が医療証を扱っていない場合は、後日請求)。また、私立の認可幼稚園に子どもを通わせる家庭には、入園時に入園料補助金として最高8万円、幼稚園類似施設に通園する場合は月々の保育料補助金として月額2万7500円を限度として補助金が支給される。認可された私立幼稚園であれば、区外の施設に通園する場合も適用される。